今年度のグッドデザイン賞をリスティーナが受賞した件は、以前お話ししました。
今日は、受賞した『新領域デザイン部門』についてのグッドデザイン賞審査講評が、六本木の東京ミッドタウン内にあります、日本産業デザイン振興会で行われました。
お話しは、審査ユニット長の赤池学先生から伺いました。
赤池学さんは、株式会社ユニバーサルデザイン研究所の所長をされていて、TVなどでも活躍されていますので、お判りになる方も多いかと思います。
本日のお話しでは、20世紀の物作りはハードウエア(技術的な品質)とソフトウエア(アプリケーション)の組合せでしたが、21世紀はそこからセンスウエア(五感、愛着、愛嬌にもとづく品質)、さらにソーシャルウエア(公益にもとづく品質)、そしてまたハードウエアへと4つのウエアをスパイラルアップさせていく物作りであるということでした。
確かにグッドデザインとは、その4要素をバランスよく組合せていったものの『形』、『仕組み』なのかも知れません。
さらに、 『感性価値』デザインをこの新領域デザインで重視されたいとのことでした。これまでも、意匠レベルにおいては、感性価値に基づくデザイン評価が行われてきたが、ビジネスモデルの発想そのものに、ユニークな感性がたたえられているデザイン提案をエンカレッジされたいそうで、今後のビジネスモデルの精緻化を期待しているそうです。
今回の『リスティーナ』の受賞につきましては、社会ストックを重視する点ではソーシャルウエア部分への評価をいただきましたが、感性価値にさらに磨きをかけていきたいと思っております。
同じ新領域デザイン部門では、『植物工場システム』『人工すい臓チップ』『入院患児のためのプレパレーション用絵本』『馬付住宅』など、先進的、ユニバーサル的、ファンキー的な受賞も多く、この仲間に入れたことは、『リスティーナ』の方向が間違っていなかったことが確認でき、また、みなさんにも多少なりとも注目していただけて本当によかったと思います。
今日は、赤池先生のお話しを伺えてハッピーでした。
同時に下記の企画展が開催されていました。
本年度の受賞作品を見ることができますので、興味のある方はぜひどうぞ。
東京ミッドタウン・デザインハブ第6回企画展
Good Design 2007・ワールドプレミア
企画名: Good Design 2007・ワールドプレミア
(英字名:Good Design 2007 World Premiere)
会 場: 東京ミッドタウン・デザインハブ
(東京都港区赤坂9-7-1東京ミッドタウン ミッドタウンタワー5階)
開場時間:11:00~19:00 入場無料/会期中無休
Part1 : Report
10月2日(火)~10月22日(月)
グッドデザイン賞ベスト15やテーマ賞、中小企業庁長官特別賞などを中心に、各審査分野ごとに展示。さまざまな領域で暮らしを支え産業の発展を促すデザインを紹介します。
商品デザイン部門、建築・環境デザイン部門、コミュニケーションデザイン部門、新領域デザイン部門の計18ユニットごとに、特別賞受賞対象および、特に象徴的な受賞作を合計100点を展示。審査委員と受賞者のメッセージ(審査について、グッドデザイン賞についてなど)も動画で上映予定。
Part 2 : Exhibition
10月26日(金)~11月18日(日)
10月25日に決定するグッドデザイン大賞をメインに、各受賞対象が持つ特徴がより明確な展示を実施。本年の注目すべきデザインを広く世界に向けて発信し、社会にはたらきかけるデザインのアドバンテージを伝えます。
特別賞(大賞1点、金賞14点、エコロジーデザイン賞・ユニバーサルデザイン賞・インタラクションデザイン賞計6点、中小企業庁長官特別賞計14点、日本商工会議所会頭賞2点)の計37点のデザインと、その背景にあるストーリーを展示します。